Javaは、世界で最も使われているプログラミング言語だ。Javaは基幹システムといった大規模システムをはじめ、Webシステムなどの開発に用いられている。そのため、大規模開発をはじめとしたシステム開発におけるJavaエンジニアのニーズは高い。

その一方で、Javaエンジニアの年収はPythonやScalaといった他の言語のエンジニアに比べて低い傾向にある。これは、「Javaは初心者向けの言語」として認識されていることが大きい。また、「Java未経験者でも可」といったJavaエンジニアの求人も多く、その場合、単価が低くなる。そのため、Javaエンジニア全体の年収は低くなっている。年収アップにつなげるためには、Javaエンジニア以外にも付加価値を付ける必要がある。

1つ目は、Java以外のプログラミング言語を習得することだ。近年、複数言語を用いた開発が増えている。例えば、JavaとScalaの組み合わせによるWebシステムの開発がある。このため、Javaを皮切りにScalaなどの別の言語を修得することで付加価値を付けることができ、年収アップにもつなげることができるだろう。

2つ目は、プロジェクトマネジメント能力を磨くことだ。マネージャー職やリーダー職は、プログラマに比べて総じて年収が高い。マネジメント能力を磨き、マネージャー職やリーダー職として働くことで、年収アップへのきっかけとなる。

このように、Java以外のスキルを身に付ければ、年収アップを狙うことも可能だろう。